ふれあいの家、アンケートの集計と考察

ふれあいの家〜PPKクラブ〜

広小路クリニックの附帯事業として、2006年7月にクリニック別館(ビアンネトル広小路1階)で会員制の『高齢者筋トレ・脳トレ教室』を開設して10年が経過しました。 
現在会員数は約80名となりました。毎週、月・火・水・金の午前/午後2時間半(水分補給とおしゃべりタイムをたっぷり取る)、雨の日も風の日も休むことなく続いています。 お世話するのは、インストラクターの吉田進がコーデイネーター兼任で、クリニックナースの野村文子、高齢者運動指導者の中村加奈子の3名のうちの一人が、有償ボランティアー1名と二人で、決まった運動メニューを安全に配慮しながら楽しく行っています。


毎回の参加会員数は最大10名となっています。決まった曜日が祝祭日であったり、自分の都合が悪かったときは、振替え参加自由となっています。


過去に2回会員さんに「ふれあいの家を利用しての感想」をアンケート調査してきましたが、今回質問項目を更に検討・改善して実施、70名の会員から回答があり、これに担当者が考察を加えたので発表します。
   統括責任者・広小路クリニック・理事長/木野紀         2016.4(開設10年)


ふれあいの家に来る動機

「クリニックで勧められ」68%
「三島市の広報を見て」 13%

 

 

 

 

考察:規会員の履歴等を考えると、望ましい結果か。

参加後の変化について

「生活にリズムができた」 31%
「身体が軽くなった」    23%
「意欲が湧いた」      21%
「外出頻度が増えた」     60%

【その他の意見】
「ふれあいの家」で知り合った仲間の人たちと食事に行くようになり生活にハリができた。(教室の外での交流を自主的に行っているのは
 主催者として想定していなかった!)
週に1,2回規則正しく「ふれあいの家」に出かけることが楽しい。
栄養に気を付けるようになった。

 

 考察:外出頻度増加⇒歩行増加⇒人と交わる⇒脳の活性化

当教室の目標の一つである「ボケ防止」との点で効果的。

 

筋肉の退化防止

「満足」       66%
「だいたい満足」   30%

「ある」       10%
「ない」       90%

 

 考察:以上の結果から、

筋トレの強さのレベルアップを検討する時期か。

「たまにある」    37%

「ない」                      63%

 

 

 考察:尿漏れ体操の強化が必要。

家での階段昇降

「困難ではない」48%
「少し困難」  52%

「家での転倒

「不安はない」 55%
「不安」    45%

 

考察:どう考えるか、どのような対策があるのか 

検討課題。


利点

*長年続けて筋トレの成果があがり、ダンベルも2kgを求める人が増えた。
*日常生活で、布団の上げ下ろしを妻の分までするようになり、
 感謝されるようになった。

 

 

改善点

*尿漏れ防止訓練の強化。
*転倒防止の訓練強化が可能か(検討課題)
*使用筋肉を説明することで、効果が倍増する
*会話をしながらの運動は脳トレのもつながる。
*ダンベル2kgの補充(補充済)
*負荷の掛かる正しい姿勢の確認。